itimoのブログ

有資格業。自分の人生の迷走を記録します。

【第29回】アニメ「進撃の巨人」を鑑賞して

ネタバレ有りの内容ですので、未視聴の方はご注意ください。 原作の漫画は読んでいないので、全話、新鮮な気持ちで楽しく視聴することができました。しかし、ただ楽しいだけではなくて、私にとって印象に残る面白さでした。 1 エンターテインメントについて…

【第28回】森博嗣氏著「四季シリーズ」4作を読んで

本シリーズは、森博嗣氏のシリーズの天才役、真賀田博士に焦点を当てた、他のメインストーリーのサイドストーリー的な位置付けです。 彼女の圧倒的な抽象的思考は、訳が分からないので、一旦、置いておこうと思います。また、時間軸が入り乱れていたり、同時…

【第27回】森博嗣氏著「S&Mシリーズ」10作を読んで

第23回で書いたとおり、途中で飽きて止める可能性もあったのですが、なんだかんだシリーズ全10作を読んでしまいました。感想としては、面白かったです。 ミステリー作品としての面白さ(謎解きや犯人の動機等)というよりも、犀川先生や西之園嬢、真賀田…

【第26回】森博嗣氏著「人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか」を読んで

第22回に引き続き、森博嗣氏の著作です。 大要、人は、主観的・具体的というよりも、もっと客観的・抽象的に物事を考えると良い、ということが書かれていました。 主観的よりも客観的に考えた方が良いということは、客観的なデータに基づかず自身の思い込…

【第25回】王座戦第3局(永瀬王座対藤井7冠)について

昨日、王座戦第3局が行われ、アベマで見ていました。 永瀬王座は、底歩を打つべき局面で悪手を指すまで完璧な指し回しであり、本局で勝ちを取りこぼしたのは、相当悔しかったと思われます。藤井7冠にとっては、本局の勝ちは相当大きかったでしょう。前人未…

【第24回】「文系のためのめっちゃやさしい」シリーズ「相対性理論」「量子論」を読んで

毎日、同じような生活を送っていると、自分の身の回りに起こることは大体予測することができるようになり、引いては、この社会の出来事は全て自明であると思うようになる節があります。 しかし、自分の生活圏とは異なる領域をのぞいてみると、自分の全く知ら…

【第23回】森博嗣氏著「すべてがFになる」他2作品を読んで

私が読書をする時は、特に最近は、気になったテーマについて答えのヒントを得るために、本を選び読書をすることが多いです。ですので、娯楽である小説を読むことは、ほとんど無くなっていました。 今回、森博嗣氏の小説を読んだのは、彼の著作から新しい視点…

【第22回】森博嗣氏著「勉強の価値」を読んで

前回に引き続き、森博嗣氏の著作です。すっかり、マイブームになってしまいました。それだけ、毎度学びがあるということだと思います。 勉強とは、釘打ちみたいなものであり、釘打ちを学ぶことが楽しく感じられる唯一のケースは、作りたいものが目前にある場…

【第21回】森博嗣氏著『「やりがいのある仕事」という幻想』とベーシックインカム

前回の読書をとおして、ベーシックインカムについて新しい視点を得たので、これまでのベーシックインカムについての私の意見(第10回、第15回参照)をアップデートするべく、記録しておこうと思います。 私がベーシックインカムを導入すべきと考える主た…

【第20回】森博嗣氏著『「やりがいのある仕事」という幻想』を読んで

前回に引き続き、森博嗣氏の著作です。 内容は、本のタイトルのとおりなのですが、「仕事に希望が無く、どうしたらいいですか?」という相談に対し、これは相談でも質問でも無く、自分の現状を分析しているもので、その分析は多分正しい、という回答が印象的…

【第19回】森博嗣氏著「孤独の価値」を読んで

最近、自分は孤独であると漠然とした不安を抱えることが増えていたので、孤独とは何かということを正確に把握したいと思い、本書を読んでみました。 孤独が現れるのは、孤独ではない状態からの陥落である、と述べられていて、仕事についても友人関係について…

【第18回】ゼロサムゲームとノンゼロサムゲーム

第17回のブログを書いた後、ゼロサムゲームとノンゼロサムゲームについて考えてみました。 ドーキンス氏が述べていた、離婚裁判と弁護士費用の例は、一見ゼロサムゲームのように見えるものを、双方の弁護士が胴元である囚人のジレンマゲーム(ノンゼロサム…

【第17回】リチャード・ドーキンス氏著「利己的な遺伝子」を読んで

私は、進化生物学等は完全に専門外の素人ですが、YouTubeのどなたかの動画で見て、気になったので、読んでみました。 1 遺伝子の生存機械 私は、大勢の日本人の方々と同様に、信仰深い人間ではありませんから、神がこの世界を作ったのではなく、この世界は…

【第16回】富士山に登ってきました

練習登山も済んだということで(第14回参照)、さっそく、1泊2日の富士山登山(吉田ルート)に行ってきました。 頭痛等の高山病になることも無く、山頂でご来光を拝むことができたので、大まかには上手くいったと思います。しかし、実際に富士山登山をす…

【第15回】ベーシックインカムの下での自己実現や社会的貢献

第10回において、経済的貧困者等にとって、生活保護が制度的に不十分であって、ベーシックインカムの方が優れている理由を書きましたが、もう一点、指摘しておくべき点を書こうと思います。 それは、生活保護は、例えば10万円が月々支給されることになり…

【第14回】富士山登山の練習としての本社ヶ丸登山

私には、人生で一度は富士山に登ってみたいという夢があります。 全く練習せずに富士山登山に挑戦するのは無謀な気がしたので、一通り登山グッズをそろえた上で、山梨県笹子駅近くの本社ヶ丸に練習として登ってきました。 実際に登山してみて、日頃朝の散歩…

【第12回】熱意とクールさ

成田悠輔さん(またか。好きですね、彼のことが。)が、「やりたいことが見つからない人はどうすれば良いか」という質問に対して、「やっているうちに熱意は出てくる」、「人間は、どんなクソ仕事でもそれに一定以上のエネルギーを注ぐとだんだんその仕事に…

【第11回】安定から脱し、挑戦すること

残業も無く、安定した収入を得て、毎日同じような仕事をしています。これは、傍から見ると、恵まれているのかもしれません。しかしながら、これが、今後数十年繰り返されることを想像すると、空虚な気持ちになります。 単純に業務量を増やして、日常に忙殺さ…

【第10回】ベーシックインカムの可能性について

最近、私の中でベーシックインカムが熱いです。労働問題や犯罪といった社会問題の大部分は、経済的な貧困により起こると思っています。経済的な貧困により犯罪に走る人を見ると、「またか」と、見ていられない気持ちになります。ベーシックインカムにより、…

【第9回】西野亮廣さん著「夢と金」を読んで

今回も、読書の感想回です。中田敦彦さんのYouTube大学で紹介されていた本で、気になったので読んでみたところ、自分も独立を考えている身なので、学びがありました。日本の学校では、ビジネスについて学ぶ機会が本当にありませんよね。外国の学校だと、ある…

【第8回】福田萌さん著『「中田敦彦の妻」になってわかった、自分らしい生き方』を読んで

読書の感想回です。日頃、中田敦彦さんのYouTube大学の動画や、セカンドチャンネルの動画を見ていて、配偶者でいらっしゃる福田萌さんが本を出されることを知って、試しに読んでみました。 内容としては、これまでのご自身の人生やその時々のお考え等がリア…

【第7回】職場で評価されないこと

人間誰しも、組織に評価されないと、その組織に留まるモチベーションが下がることは、自然の道理だと思います。 売上しか評価基準が無い組織では、売上が低いと、その組織において評価されず、その組織に留まるモチベーションが下がります。 私が所属してい…

【第5回】成田悠輔さん著「22世紀の民主主義」を読んで

最近、私の中で、成田悠輔さんが熱いです。彼は、学者さんのはずなのですが、最近やたらメディア露出が多いです。彼の、どんな人が相手でも、ニコニコと会話を楽しみ、それでいて言うべきことはしっかりと言うところに、本物の知性を感じます。カッコよく、…

【第4回】仕事と独立について

後悔の無い人生を生きるという目的を掲げる上で、仕事というのは、時間的にも(1日のうち多くの割合を占めます。)精神的にも重要なウェイトを占めると思います。 私は、とある有資格業の仕事をしていますが、進路の選択については、当時の自分として妥協す…

【第3回】漫画「星を継ぐもの」を読んで

※ネタバレを含みますので、ご注意ください。 今回は、箸休めに、漫画の感想回になります。漫画にしても、映画にしても、読書にしても、自己啓発的な側面はあると思っていて、その意味では自分の人生の内省に繋がるといえば繋がります。 それと、作品に対する…

【第2回】ジブリ「君たちはどう生きるか」の感想

※ネタバレを含みますので、ご注意ください。 生きていく上で何かヒントをもらえないかと思い、ジブリ「君たちはどう生きるか」を見てきました。 私の理解力が低いからであったら申し訳ないのですが、結論から申し上げると、本作を鑑賞しても、自分がどう生き…

【第1回】迷走の記録

本ブログは、私の人生の迷走を記録することにします。 アウトプットが大事という話はよく聞きますし、私も、何か考え事ができた際には、ルーズリーフに文章を書くということをやります。 もっとも、自分で書いてそのまま捨てるというのでは、孤独感はぬぐえ…