itimoのブログ

有資格業。自分の人生の迷走を記録します。

【第10回】ベーシックインカムの可能性について

最近、私の中でベーシックインカムが熱いです。労働問題や犯罪といった社会問題の大部分は、経済的な貧困により起こると思っています。経済的な貧困により犯罪に走る人を見ると、「またか」と、見ていられない気持ちになります。ベーシックインカムにより、経済的な貧困を是正する、と。

 

生活保護では、劣等感や、窓口で職員に威圧されること、手続が煩瑣であること等から受け取れない人が出てきますし、また、貧困層と中間層の間の日銭を稼いでいる人々を捕捉できませんので、制度的に不十分です。全員に一律に給付されるベーシックインカムにより、問答無用で受け取っていただきます。

 

目的ですが、その仕事をしたくないのに、日々の生活のためにその仕事をせざるを得ない人を無くすことを、目的とするべきであると思っています(この目的のためには、月額10万円程度は必要ではないかと思っています。)。仕事は、自分がその仕事をしたいという場合や、お金を稼いでより贅沢な生活がしたいという場合にのみ、すれば良いです。我々人類は、そろそろ、日銭を稼ぐためだけの仕事からは解放されて良いはずです。それを実現するのに十分な豊かさやテクノロジーは、我々人類のこれまでの歴史の中で、獲得してきたはずです。

 

上記のような目的を設定することで、労働者は、使用者と対等になることに近づけると思っています。誰しも、低賃金で長時間残業をさせるようなブラック企業など、辞めることができるものなら辞めたいです。しかし、ブラック企業に勤める労働者は、日銭を稼ぐために、また、再就職先を探すのも大変ですから、辞めるという選択肢を取ることができません。もっとも、ベーシックインカムがあれば、そのブラック企業にそのまま勤めて幾ばくかの収入を得続けることと、そのブラック企業を辞めることを、天秤にかけることができるようになります。その結果、そのブラック企業を辞める人が続出すれば、そのブラック企業は、労働条件を改善しなければ、事業を続けることが難しくなるでしょう。ようやく、自由市場の自浄作用が正常に働くことが期待できます。

 

成年は月額10万円、未成年はその半額である月額5万円であっても、年間100兆円くらいかかり、財源をどうするかが、最大の問題となります。しかし、まずは、ベーシックインカムを導入することにより、社会がより良くなることをイマジンすることが重要だと思います。私も、ベーシックインカムについて、今後も勉強したいと思っています。

 

以上、読んでいただき、ありがとうございました。