itimoのブログ

有資格業。自分の人生の迷走を記録します。

【第24回】「文系のためのめっちゃやさしい」シリーズ「相対性理論」「量子論」を読んで

毎日、同じような生活を送っていると、自分の身の回りに起こることは大体予測することができるようになり、引いては、この社会の出来事は全て自明であると思うようになる節があります。

 

しかし、自分の生活圏とは異なる領域をのぞいてみると、自分の全く知らない世界が広がっていて、この世界は、未だ分かっていないことに満ちていました。今回の2冊の本を読んでみて、そのような感想を持ちました。

 

まず、光速度不変の原理からして、不思議です。よく分からないですけど、この宇宙は、このルールの下存在しているということですよね。そして、このルールを前提にすると、三平方の定理から、光速に近い速度で運動する物体の時間は外から見ると遅れて見えるという、特殊相対性論が導かれる、と。また、空間についても同様に、高速で移動する物体の周囲の空間は縮む(ローレンツ収縮というそうです。)、と。

 

また、3次元空間の住人である我々にはイメージしずらいですが、ゴムシート上の二つの天体が空間を曲げて近づいていくことをイメージし、質量によって時空が曲がる、と。

 

このような、世紀の大発見である相対性理論ですが、特にミクロな時空については、相対性理論だけでは説明しきれず、未だこの宇宙を完全に説明できる究極の理論には、人類は到達していないというところに、ロマンを感じます。そう、分からないところに、ロマンがあります。

 

ミクロな世界の理論である量子論では、光や電子といったミクロな物質は、波でもあり粒子でもある、と。そして、波が、観測することによって、粒子に変化する。スリット実験において、観測装置を設置した場合と設置しない場合とで、干渉縞ができたりできなかったりするというのは、興味深いです。

 

そして、自然界の4つの力(電磁気力、弱い核力、強い核力、重力)のうち、重力のみ、未だ量子論で説明できない、と。ここに、重力の理論である一般相対性理論を融合させることができれば、この宇宙を完全に説明できる究極の理論に近づくそうです。その候補として挙がっているのが、超ひも理論だそうで、私もこの宇宙の解明は興味深いですから注目していきたいです。

 

以上、読んでいただき、ありがとうございました。