itimoのブログ

有資格業。自分の人生の迷走を記録します。

【第25回】王座戦第3局(永瀬王座対藤井7冠)について

昨日、王座戦第3局が行われ、アベマで見ていました。

 

永瀬王座は、底歩を打つべき局面で悪手を指すまで完璧な指し回しであり、本局で勝ちを取りこぼしたのは、相当悔しかったと思われます。藤井7冠にとっては、本局の勝ちは相当大きかったでしょう。前人未踏の8冠まで、一気に近づきました。彼の場合は、仮に今回8冠を達成しなくても、時間の問題ではあるでしょうが。

 

棋士という仕事の観点から見ると、永瀬王座や藤井7冠といった人たちは、とにかく、自分の好きなもの(将棋)を突き詰めているということでしょう。それが同時に、仕事にもなっているということで、これを「天職」というのだと思います。

 

もっとも、天職が見つからないからといって、嘆くことは無いのだと思います。第20回で述べたことに通じますが、自分の人生を充実させてくれることは、仕事の領域に限定する必要はありません。仕事以外の領域で、楽しみがあれば、その人の人生は充実したものになると思います。

 

とはいえ、我々一般人は、一部のお金持ちと言われる人たちのように、仕事をせずに生きていける身分ではありませんから、苦なく稼ぐことができる「適職」をすることで、生活の基盤を作っておけば良い話でしょう。その上に、自分の人生を充実させてくれるものを積み上げれば足ります。

 

以上、読んでいただき、ありがとうございました。